とは夏果とは
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造幣局
2024.01.23 🔖️museum

最近もまた鬱々として学校へ行かずに布団の中で時間を耐えている
どうにか打開するために埼玉にある造幣局へ行ってきた
近くに放射線廃棄物があるとして有名なところ

平日の昼は小さい子と親がたくさんいる
羨ましいなと思った後に2歩ほど歩いては小中学校をやり直すなんてあまりに過酷で全く都合の良い考え方だと自らを嫌悪
そのまた2歩進んでは親でなく子に羨ましさを感じたことに気づき主観年齢の低さもしくは社会的成功への望みの薄さにまた嫌悪

いざ博物館に入館すると受付の方が手招きをし着いては必要事項を書き説明を受ける
随分と丁寧で長い説明を受けると昼休みにかかるから先ず工場をみると良いと勧められてはそちらへ足を運ぶ

工場では腰から天井までがガラス張りの廊下を通って働いている様子を眺められる
彼らはみられることに慣れているのか普段通りに作業をしているが私は全く心地が悪い
こうやってガラスで隔て働く様をみては歴史の教科書でみた近代化以降の工場における意地の悪い生産管理者のように思えてくる
もしくは暇そうにぶらつき学生の回答をみては鼻で笑う試験監督だろうか
早々に博物館へと逃げ戻り彼らが昼休みをとっている間に私も心を整えようと展示をみ始めては1組の母子がいてなんだか安心した
仲の良さそうな彼らが退いては興じていたその機械に向かうと硬貨の診断ができるようなので所持していた5円玉をいれてみると直径や厚さや重さから硬貨の健康度合い(摩耗しているか)を検査してくれ写真までつけて結果を印刷してくれた
嬉しいのだけどそれよりも検査の機械に書いてあったKEYENCE GT2の文字に見覚えを感じてそればかり覚えている

他にも展示はいろいろとあって

  • 硬貨の歴史(日本/西洋/東洋)
  • 製造過程
  • 技術の紹介
  • 記念硬貨の展示
  • 勲章の展示

などなど
おおまかな内容は
https://www.mint.go.jp/media/2023/03/ayumi150.pdf
に載っているかも

歴史について展示でも上のpdfでもいきなり出てきて解説もされないジャンビエ社の縮彫機なのだが英語なら多少の情報がある

アメリカが1907年に購入する前の1904年に日本では導入されたというのは意外だが今の途上国においてどうせ0(というと失礼だが)からのスタートならとガソリンではなく電気自動車のインフラを整えているのと近い話なのかなと思う

製造過程については100円硬貨の粘土原型や転写に用いる極印など貴重なものがみられた
こういうものを展示しても偽造されないというのは相当な技術なのだろう
いやこんな展示は別に偽造への寄与をなさないのだろうか
万能鑑定士Qを思い出したがあまり話の内容は覚えていない

技術紹介ではおかれたテクノプルーフ硬貨セットに心が奪われる

  • 2002年の三次元潜像
  • 2004年のバイメタル
  • 2005年の箔クラッド
  • 2010年の虹色発色

と4つほどあるようだ
技術系の展示会が好きな私はこういう開発中の技術を取り入れた試験品といった一面ももつ商品がお気に入りでこれから販売されたらぜひとも購入したい

記念硬貨の展示では(記念貨幣を中心とした)外国貨幣の展示が印象深かった
硬貨を他国に作ってもらうなんて大丈夫なのだろうかとも思ったが

明治2年(1869)年、加納夏雄とその門下生により進化兵の見本を製作しましたが、その作品は当時造幣工場の建設にあたっていたイギリス人の建築技師ウオートルスを「わざわざイギリスに極印の製作を発注する必要はあるまい」と感嘆させたほど、見事なものでした。
この見本をイギリスに送り、極印を注文しましたが、イギリスから到着した極印は拙劣で用をなさず、加納夏雄の手で修正しもちいることとなりました。

とも展示があったしそこは信頼関係なのだろう
あまりテレビを観ないので詳しくはないが日本礼賛番組のネタにでも良い内容かもしれない

勲章の展示これが最も印象深い
撮影こそできないが生で近距離から大勲位菊花章頸飾をみられるなんて滅多な機会ではないだろう
それにしてもこの執念を感じるやけに細かい彫刻をみていると目眩がする
そのまま順路を進み褒章をみてやっと正気を取り戻した
紺綬褒章くらいなら手は届くだろうか

こうして気概もばっちり
明日からは学校に行くぞ

などと思いながら帰宅し安かったから買ってみたキートップに模様替えをし写真を撮ってsnsに投稿したところpcに映っていた蛇島めのうさんから反応をいただき気持ちの悪い対応をしてしまった
めのうさんの声と話し方とコメントから程よく分岐する話題が雑談配信としてあまりにも私好みで一昨日くらいから延々と雑談の消化をしている

やっぱり明日は学校に行かずにアーカイブを観よう